【遊漁船の乗務記録】「気象および海象等の状況」って何を書けばいい?

【遊漁船の乗務記録】「気象および海象等の状況」って何を書けばいい?

法改正で義務化されたけど迷う船長へ|B-Marineブログ

2024年の法改正により、遊漁船業者に**「乗務記録(乗船記録)」の作成・保存義務**が課せられました。
実際に記録をつけ始めた船長の中には、次のような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?

「『気象および海象等の状況』って、どこまで書けばいいの?」
「“晴れ”だけじゃダメ?」
「波高とか風向きも書く必要あるの?」

この項目は曖昧で、はじめて見ると何を書けばいいのか本当に迷います。
この記事では、実際に水産庁(水産庁資源管理部管理調整課遊漁調整班)へ確認した内容や、自治体ごとの例をもとに、現場で困らない書き方を解説します。


🔹 結論:「晴れ」だけでも問題なし(ただし“ましな書き方”も紹介)

水産庁に確認したところ、**「明確な全国統一の記載ルールはない」**とのこと。
つまり、「晴れ」や「曇り」といった簡単な記録でも法的には問題ありません。

ただし、大阪府など一部自治体では「なるべく詳しく書いた方が望ましい」とされており、
公式の記入例では以下のように書かれています。

晴天 北西の風1m 波高0.5m

つまり、**「天候+風向・風速+波の高さ」**まで書いておくとベストです。
船長が後から見返したときに安全確認の記録としても役立ちます。


🔹 実際の記載例

記入例

内容のレベル

コメント

晴れ

最低限(OK)

法的には問題なし。簡易記録として可。

晴れ 北風

推奨レベル

天候+風向まで。見た目も丁寧。

晴天 北西の風1m 波高0.5m

理想的

大阪府公式例。安全面からも◎。

👉 書ける範囲で構いませんが、風向と波高を添えると「ちゃんと管理している印象」になります。


🔹 書き方のポイント

  1. 天候は一般的な表現でOK(晴れ・曇り・雨・霧など)
  2. 風向・風速はざっくりで構わない(北風・南風・1〜2mなど)
  3. 波高は感覚でも可(0.5〜1m程度など)
  4. 安全確認の証拠にもなるため、出船中に気象変化があればメモしておくとベター。

🔹 書きすぎ注意?:記録は「安全確認の証」として使う

この記録は提出用の書類ではなく、**業務管理簿(保管義務あり)**として扱われます。
そのため、過度に細かく書く必要はありません
重要なのは、「その日の気象・海況を把握した上で安全に出船した」という事実が分かること。

つまり、「晴れ 北西の風1m 波高0.5m」程度で十分です。
これなら数秒で記録できて、形式的にも整っています。


🔹 実際の乗務記録例(参考)

氏名

遊漁船名

気象および海象等の状況

案内した漁場の位置

利用者数

採捕した主な水産動植物

田中 美紀

STAR FISH

晴天 北西の風1m 波高0.5m

○○沖 ○○岩周辺

10名

カワハギ、マダイ、カサゴ


💬 まとめ:難しく考えず、簡潔+安全確認が伝わればOK

「気象および海象等の状況」は、形式的には曖昧な項目です。
法的に細かく書く義務はありませんが、“状況を把握して出船した”という証拠として残すのが目的。
そのため、以下のように考えると分かりやすいです。

✅ 晴れだけでもOK
✅ 風向・波高を足せばより丁寧
✅ 記録は“安全運航した証拠”になる


B-Marineでは、こうした乗務記録(出船日誌)も自動作成され、
天候データもシステム側で自動取得・記録されます。
船長が「晴れ」「波高0.5m」などを入力しなくても、
日付・出船時間から気象情報を自動補完できる仕組みを導入しています。

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